シンガポールで自宅出産と育児のあれこれ

日本で3人(うち2人は水中出産)シンガポールで1人自宅出産した記録と日々の子育ての色々を綴ります。

シンガポールの出産事情

日本では特別な事情がない限り、妊婦検診を受けた病院やクリニックで出産することになると思います。

 

現在、シンガポールでは出産の集約化が進んでおり、妊婦検診はクリニック(無病床)受け、出産設備を持つ大病院に入院して出産するのが一般的です。クリニックの医師が病院の分娩設備を間借りするイメージです。(公立病院は検診〜出産まで日本と同じ感じだと思います)

 

なので、出産件数が多かった頃は一病院あたり年間2万件近い分娩があったようです。(1日あたり50人以上の赤ちゃんが一カ所の病院で生まれていた!)

 

入院は2泊3日で、無痛、計画分娩が主流。女性の就業率が高く、産後約2ヶ月で復帰することは全然珍しくないそう。

というのを聞いて、なんとなく無痛分娩も経験してみたいなと思いましたが、最初(自宅出産を決める前)に診ていただいていた先生に「4人目だからたぶん麻酔が間に合わないね」と言われてしまいました。

 

さて、シンガポールの自宅出産の状況ですが、年間4万件ほどの出産のうち、自宅出産はわずか100件弱。0.25%です。

まあそんなもんか、という数字かと思います。

 

こちらにはドゥーラという日本の助産師さんに似た、出産、産前産後をサポートしてくれる職業があります。(資格制度があるのかは未調査)自宅出産に限らず、病院出産の時は個人的にお願いしたドゥーラにサポートをお願いする人もいるようです。

日本では主に助産師さんだけで自宅出産を行いますが、ドゥーラだけで出産を扱っているのかはわかりません。

私の場合は、自宅出産を行っているドクターに依頼し、ドゥーラも依頼した方がいいと言われ別にお願いしました。なので出産の現場にはドクターとドゥーラのふたり。ドゥーラの役割はまさに日本の助産師さんという感じでした。