シンガポールで自宅出産《クリニック》
もともとシンガポールでは病院出産かな、と思っていたのではじめは日系のクリニックにかかっていました。ローカルのクリニックにかからなかった理由はただ一つで「英語力が不安」だったからです。
私の英語力では日常生活はなんとかなるものの、医療に関する説明を英語で聞いてもおそらく全くわからないだろうと思ったからです。
その後偶然、友人が自宅出産をしたよ、という方からの話を聞いて「A Company for Women」の産婦人科医、Lai先生(以下Dr.Lai)の存在を知りました。迷っていても仕方ないので、英語がいまいちだけど大丈夫か?ということを含め、自宅出産が可能か聞くために最初のアポイント(オンライン)を取りました。
余談ですが、Dr.Laiのクリニックは全てIT化されていて、予約がオンラインで取れるのはもとより、予約の確認から次回検診の内容と参考資料のリンクがメールできます。
カルテはもちろん電子カルテで、クリニック内で紙で運用しているものはほとんどありませんでした。(説明の資料が多いものはプリントアウトした紙ににサインすることもありましたがすぐにスキャン、簡易な書類はタブレットで読んでそのままサイン)
電子カルテやオンライン予約などはよく見かけますが、クリニック全体がペーパーレスでシステム化されていることに感心してしまいました。
最初の診察では既往歴や家族歴、今までの妊娠出産歴など、よくある内容のことを聞かれました。Dr.Laiは、気さくでフレンドリー!!といったタイプの先生ではありませんが、誠実で丁寧に対応してくれ、安心感の持てる先生です。
医療用語など「?」な単語がある時は分かりやすく言い直してくださり、一番心配していた英語力に関しても「英語が得意でないけど大丈夫?」と聞いたのですが、あっさり「No problem!」と返されました。聞かれることや検診の内容は日本と大差なかったように思います。
スタッフの方も皆優しい人ばかりで、私の英語がイマイチ、と気づくとゆっくり丁寧に話してくれ、何回聞き直しても嫌な顔一つせず対応してくださり安心しました。
そして自宅出産に関してはドゥーラを依頼した方が良いと言われ、同じクリニック内で後日ドゥーラと会うことになりました。
次回に続く。