シンガポールで自宅出産と育児のあれこれ

日本で3人(うち2人は水中出産)シンガポールで1人自宅出産した記録と日々の子育ての色々を綴ります。

自宅出産と逆子

今は逆子だと自宅出産の適応外になります。

私は第一子の時、確か32週頃まで逆子でした。

 

昔はいわゆる産婆さんが逆子を取り上げることもあったそうです。しかし、今のガイドラインでは逆子を自宅出産すること(助産院で管理すること)はできません。

また、産婦人科医の先生に聞いたところ、20年くらい前は病院でも逆子の経膣分娩をやることは少なくなかったが、今はほとんど見ない、とのこと。ひとくちに逆子と言っても色々なケースがあり、経膣分娩が可能な場合もあります。しかし、帝王切開での症例が増えるに従い、逆子を経膣分娩で出産させる医師が減少し(時間がかかり管理も大変、一方帝王切開は管理しやすい)その技術が継承されなくなり、逆子での経膣分娩が難しくなったようです。

 

余談ですが、日本の最近の帝王切開率は2割弱。WHOは望ましい帝王切開率を10〜15%としています。安易な帝王切開の選択(と途上国などの帝王切開率の低い国の出産環境の改善)に警鐘を鳴らしています。

 

逆子といえば「逆子体操」。

しかし最近逆子体操にエビデンスがないという話をよく聞きます。

さらっと調べた限りではこんな研究も。

http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10069/31116/1/hokenn25_1_1.pdf

 

上記によればお灸も効くこともある、、、といった感じ。

私もよく効く(逆子が治る)との評判の鍼灸院へ行きましたが、ダメでした。

 

自宅出産をするには逆子を治さねば!

 

ということで「外回転術」という方法で逆子を直しました。(上記リンク先にも記述されています)具体的には胎児をモニターしながら医師がお腹に手を当ててぐるっと胎児を回す方法です。他の方法に比べて最も効果的と言えますが、やってくださった産婦人科の先生によると「やっても回らない子もいるからね〜」とのこと。もちろんリスクがないわけではありませんが、トライする価値はあると思います。

 

ただこの方法もどの医師でもやってくれるわけではないようですので、かかりつけ医が対応していない場合は、尋ねてみると良いかもしれません。